毎日背中の薪の数が変わる二宮金次郎のブロンズ像や、視線が合うとにっこり微笑むモーツァルトの肖像画、動く人体模型などのお仲間が居たらしいが、学区併合で怪談話をするような学生もいなくなり、それが原因で他校に移動したらしい。
しかし、花子は思い入れのあるこの学園に残りたいと、毎日がんばっている。
学園の制服を着ているのは、本人曰く 「みんなに気付いてもらうために今風にイメチェンした結果」 だそう。

見た目と態度はクールだが、実は単なる恥ずかしがり屋で口下手な女の子。
そのせいか、うまくクラスに馴染めず、教室では一人っきりでいることが多い。
花子にイタズラ （スカートめくり） されたせいでその存在に気付き、一人っきりの花子のことが他人事とは思えず友達になる。
両親は学園の近くの商店街でパン屋を経営。 自分のために一生懸命働く両親のことを尊敬している。

成績普通、顔普通。 特に目立つところもなく、淡々と学園生活を送る地味な女の子。
クラスで嫌われているわけでもないが、自分から他の子に話し掛けるほどの勇気があるわけでもなく、気付けば一人になっている。
心の中では、友達と遊んだり男の子と付き合ったりしてみたい……と、年頃の女の子と変わらない願望を持ってはいるが、今のところはうまくいっていない。
本人は気付いていないが、一部の地味好き男子に人気がある。

厨二病というやつを発病しているらしく、給食の時間に 「人間界の “プリン” という食い物はとてつもなくうまいぜ……クククッ……」 と言いながら給食の余ったプリン争奪戦 （じゃんけん） に参加したり、「久々の飯だぜ……」 と言いながら夕食のクリームシチューを手で食べようとして 「あつっ！　あつっ！」 と言い出すなど、謎の行動で主人公と母親を困らせている。
端から見るぶんにはおもしろいのか、クラスメイトにはうまく乗せられたりしているが、もちろん休み時間や放課後をいつも一緒に過ごすような友達はいない。