クライアントから依頼を受け、標的となった人物へ“徹底的な管理”を施し、
“従順な商品”へと仕上げた後、希望する顧客たちへ出荷する闇人だ。

先日案件を終えたばかりの彼だったが、休む間もない。
今度は富豪一族で有名な京藤家の長男：雅臣氏から遺産相続発表を兼ねた結婚報告会への潜入依頼が届く。

依頼内容は遺産相続を快く思わず、雅臣氏の相続権失脚を目論む、
次男：征嗣氏が送り込んできた企業スパイを撃退し、逆に征嗣氏の権威を失脚させて欲しい。というものだった。

ただのスパイ撃退の依頼だったら断っていたのだが、スパイの情報資料を見た彼はこれを受けることにする。

“枢木翔子”。
若干変則的な仕事にはなりそうだが、今回の標的に狙いを定めた彼は、急ぎ準備を進めるのだった。

■登場ヒロイン
枢木 翔子　CV：よもぎかすみ

■あらすじ
翔子が目を覚ますと、そこには不思議な光景がひろがっていた。

まわりには、どこか焦点を失った全裸の女性たちと、
その姿を品定めする様にねっとりとした視線で見ている
男性たちとが、ひしめき合っているのだ。

その光景に困惑する翔子だったが、管理人により自身が裏切られ、
「品評会」なるものに参加させられたことを思い出す。

信じていた人に裏切られた傷心に浸る間も無く、翔子の『味見』がはじまる。
嫌悪感をみせる翔子も、次第に意識が快楽により曖昧になっていく。

ただの雄と牝になり、身体を互いに弄り、快楽の渦へと堕ちる……。
その翔子の瞳には、もはや希望の光は残っていなかった。